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家に求められる役割と新たなチャレンジ

2019.06.16

# 一級建築士代表取締役 永井剛の「今、僕が想う事」

皆様こんにちは。永井建設の永井です。

この5月は多くの地域で記録的な猛暑日が観測されるなど、新潟もほんとに暑かったですね。

体調を崩された方も多いのではないでしょうか?ご自愛くださいね。

1日の中でも寒暖差が激しいと、「体がついていかない」なんて言葉を耳にしますが、まさにその通りで、温度差で体にかかる負担はかなりのものなんですね。今日はこの温度差についてお話したいと思います。

 

皆様は、家の中で年間およそ1万7千人もの方が亡くなっていることをご存知でしょうか? 65歳以上の高齢者が、入浴中に意識障害を起こして溺れたり、脳梗塞や心筋梗塞を発症たりして急死する、いわゆる「入浴関連死」の年間推計の数です。これは、温度差が血管を収縮・弛緩させることで起こる血圧の急激な変化によるもので、一般に「ヒートショック」と呼ばれる現象です。屋内の気温差が原因となるため、冬場に事故が多くなります。

 

この1万7千人という死亡者数は、交通事故で亡くなる方の数が約4千5百人ということですので、およそ3.7倍の数です。
本来ご家族とその財産を守るべき「家」の中で、こういう悲しい事故が起きてしまっていることに、私は衝撃を受けました。

 

そこで、ありがとう工房の家づくりのテーマを『命を守る家づくり』とすることを決意しました。実は以前から構想はありまして、家の中での温度差をできるだけ少なくすることが必要となってくるわけですが、住宅性能を上げるべく試行錯誤を重ねて今にいたります。今後さらなる努力をしていこうと考えています。
『命を守る家づくり』のもう一つのポイントは、地震などの災害に強い家です。現在、耐震性を測る物差しは「耐震等級」という基準がありますが、それよりも精度の高いであろう「耐震シミュレーション」を設計に取り入れる準備を目下進めております。

 

永井建設の新たなチャレンジにご期待ください!

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